『さやかミニ落語会』

『さやかミニ落語会 〜こごろうのワハ

 
『さやかミニ落語会 〜こごろうのワハハ落語会〜』に行く。
 
狭山へ。
 
本日の『さやかミニ落語会』、普段よりお客さんは多め。
椅子を追加する。
 
最初は佐ん吉さん。
演目は「田楽喰い」。
頼りない面々の困りようが可笑しい。
野菜の名前を並べ立てるも、無理矢理な"ん"づけは、何度観ても楽しい。
 
お次は吉坊さん。
座布団がふかふかなので、お辞儀をするとバランスを崩しそうになるとの事。
佐ん吉さんの時は、見台と膝隠しがあったのでそれほど深くお辞儀しないのそれほど問題は無かったのだけれど、吉坊さんの出番では見台と膝隠しを使わないのでそうなったそう。
下に置いた扇子も取りにくいと、吉坊さん。
 
吉坊さんの演目は「七段目」。
まくらでのお芝居の話も、噺の中の芝居の仕草も非常に説得力がある。
古典芸能にくわしい吉坊さんの面目躍如。
 
しばらく前の経験。
谷町筋沿いの、とあるハンバーガーショップに寄った時の事。
若いサラリーマン風の男性が、ノートパソコンを拡げていた。
最初は特に気にしていなかったのだけれど、その方が和綴じの謡曲らしき本をとりだした。
ぴしっとした背広姿と和装本、その取り合わせに目を引かれた。
その人物は、吉坊さんであった。
普段から勉強されているのだなぁと感じた過日であった。
 
こごろうさんの出番。
まくらでは、噺家になってから初めて食べたあれやこれやのお話を。
フォアグラや生ハムメロンの、美味しそうな話題。
演目は「ちりとてちん」。
長崎名産の"ちりとてちん"の、とんでもない臭気の表現が秀逸。