『雀三郎つるっぱし亭』

 
『第81回 雀三郎つるっぱし亭』に行く。
 
雀のおやどへ。
雀のおやどの内装の手直しももう一段進んでいた。
障子も貼り替えられ、楽屋側の階段には一階フロアに履き物を置くスペースが設置され、楽屋はより広く使えるようになったよう。
 
本日は雀三郎さんのお誕生日。
スペシャルな落語会。
ゲストは柳亭市馬さん。
 
まずは雀太さん。
演目は「天狗さし」。
けったいな発想をする主人公が可笑しい。
 
雀喜さんは「桃次郎」。
桃太郎の物語のその後のお話。
財物を使い果たし、もう一度桃太郎の夢よ再びともくろむ老夫婦。
そこへ新たな桃が…。
 
市馬さんは「堪忍袋」。
出入り先の旦那の名前が"牟禮"さん。
緒が切れた堪忍袋からは"雀三郎さん、六十一歳おめでとう"の文言が漏れ出してオチ。
と、サービスを盛り込んで。
勿論、堪忍袋から歌も聞こえてくる。
 
雀三郎さんは「天神山」。
奇妙な登場人物たちの、それぞれの様子が楽しい。
 

  • 桂雀太       「天狗さし」
  • 桂雀喜       「桃次郎」(作:長坂堅太郎)
  • 柳亭市馬     「堪忍袋」
  • 桂雀三郎     「天神山」