『ビバ☆佐ん吉』

『ビバ☆佐ん吉』

 
『ビバ☆佐ん吉』に行く。
 
徳徳亭へ。
 
最初は福丸さん。
演目は「桃太郎」。
噺のなかに、シーシェパードに関するネタを入れ込む。
会場に因んでのくすぐり。
 
佐ん吉さんの一席目。
黒の着物で登場。
鯨と間違えられて掴まるんとちゃうやろか、と徳徳亭に絡めてのギャグ。
演目は「時うどん」。
ネタおろし。
オチの台詞を間違えて、"とぉ・じゅういち・じゅうに"と言ってしまった。
三文損せず、一文得して終了。
 
続いて二席目。
先ほどの「時うどん」のオチを間違えたことについてのお詫びから。
演目は「七度狐」。
よくある、キツネの尻尾を掴んで…、ではなく、厄落としに寺の石段を登ろうとして騙されるオチ。
 
ゲストは由瓶さん。
先ほどの、佐ん吉さんの間違いは、噺が頭に入っている故のミスだとフォロー。
高座を、泳ぎにたとえる。
台詞を噛まず、お客さんの受けも良い状態を、平泳ぎで悠々と泳いでいる風と表現。
笑う場面が受けないと、つい、次の笑いの箇所までクロールで泳いでしまうと言い表す。
由瓶さんの演目は「禁酒関所」。
 
佐ん吉さんの三席目は「蔵丁稚」。
由瓶さんの高座を、クロールどころかバタフライみたいであったと佐ん吉さん。
汗だくの様子を、プールからあがったみたいだと形容した。
 
こういう遣り取りがあるのも落語会の魅力だ。
 

  • 桂福丸       「桃太郎」
  • 桂佐ん吉     「時うどん」
  • 桂佐ん吉     「七度狐」
  • 笑福亭由瓶    「禁酒関所」
  • 桂佐ん吉     「蔵丁稚」