『さん都物語』

『さん都物語』

 
『第6回 さん都物語』に行く。
 
動楽亭へ。
 
さん都さんの会。
 
前座は染吉さん。
演目は「金明竹」。
言い立ての部分がかなり早口。
 
さん都さんの一席目は「代脈」。
弟子修行時代の失敗談をまくらで。
 
ゲストは花丸さん。
まくらで、染吉さんの頓珍漢な受け答えのエピソード。
また、さん都さんとお喋りした際の、さん都さんの言い間違いで話の方向性がかなり違った事件も。
その時の話題は、先ほどのさん都さんのまくらで披露されたものであった。
 
さん都さんの二席目は「軽業講釈」。
さん都さんは、その時に凝っているネタを同じ時期に続けて高座にかけることがよくあるそう。
先日の米二さんの会でも聴く機会のあった噺。
米二さんの会では会場のレッスンルームは楽屋が上手側にある。
動楽亭の楽屋は舞台の下手方向にある。
噺の中の軽業小屋の位置もそれに合わせて、変えてあった。
この会では、軽業小屋は下手、向かって左にある設定で演じるさん都さんであった。
 
仲入りを挟んで三席目。
演目は「強情灸」。
汗をかきかき演じるさん都さん。
噺に合って、妙に説得力がある。
 
『さん都物語』は次回で最終回なそうな。
師匠の襲名に合わせてさん都さんも名前が変わるため。
勉強会自体は続けるのだけれど。