『桂春蝶 徳徳亭』

『桂春蝶 徳徳亭』

 
『第2回 桂春蝶 徳徳亭』に行く。
 
徳家さんへ。
 
かなりの盛況。
女性のお客さんが多い。
男性は4,5人ほど。
 
春蝶さんの一席目。
演目は「天災」。
まくらでは、この会に関するお話。
問い合わせが良く来るのだけれど、その殆どがシークレットゲストが誰であるか、というもの。
趣旨からして、明かしてしまうことは出来ないのだけれど。
 
一時、名ビラを引っ込める。
春蝶さんも、一旦、楽屋へ戻る。
 
春蝶さんが登場。
本日のゲストを呼び込む。
あやめさんが舞台へ。
 
シークレットゲストなので、色々と気を遣ったとあやめさん。
会場に来るのも、お客さんが徳徳亭に集まり始まるタイミングをずらすよう気をつけたり、弟子のさろめさんを見られてもばれてしまいそうなのでそれにも留意。
楽屋に居る間も、注意。
女性の声が漏れ聞こえた場合、一人だけなら三味線さんと思われるけれども、二人以上だと解ってしまうのではないかとずっと黙っていたそう。
娘さんも一緒に来ていたのだが、その間、静かに勉強させていたとか。
でも、直に寝てしまったそう。
二番太鼓なんかのお囃子がすぐそばで鳴っていても寝られるとは、凄いものだと思った。
 
春蝶さんの本日の御着物の柄が、蜘蛛の巣の意匠。
蜘蛛グッズがお好きなあやめさん。
春蝶さんの形見分けの時に貰うと、冗談めかす。
春蝶さんは、襲名の前にこしらえたのだけれど、春團治師匠に、これから蝶になろうという者が蜘蛛の巣に絡め取られるのか、君は出世しないよ、と言われてしまったそうな。
 
トークのテーマは、春蝶さんが調べて用意してきたもの。
SM大喜利のお話。
時代を先取りしすぎた、という方向に話が弾む。
付きは、スナックママ連続殺人事件の話題。
この事件が、東京での活動の切っ掛けになったとあやめさんの自己分析。
名義貸しのような感じで、スナックのママになったお話も。
春團治師匠と先代の春蝶さんがお客さんとして来たときのエピソード。
二代目の春蝶さんの口説き文句(?)も聴かせて頂いた。
そういったお話を聞く現・春蝶さんの反応も面白い。
その流れで、Y團治さんの口説きのフレーズもぽろりと。
 
次に控えるあやめさんの高座。
「ルンルン大奥絵巻」をかけるので、さろめさんからタイミングを手引きしてもらうよう春蝶さんに舞台上で業務連絡するあやめさんであった。
 
あやめさんは「ルンルン大奥絵巻」。
大奥を舞台にした新作落語
お局連のネーミングが可笑しい。
終盤の、上様の声を春蝶さんが担当。
 
春蝶さんの二席目。
演目は「大阪城の残念石」。
講釈ネタのお噺。
 

  • 桂春蝶           「天災」
  • 春蝶 あやめ        対談
  • 桂あやめ          「ルンルン大奥絵巻」
  • 桂春蝶           大阪城の残念石」