『べにこご』

鯨幕

 
『べにこご 〜こごろうと紅雀の落語会〜』に行く。
 
中崎町へ。
 
紅雀さんは「孝行糖」。
お金持ちのお家で南光さんと一緒に落語会をしたお話をまくらで。
千疋屋の果物はお高いけれども落語の木戸銭は安い、という普段は共感して貰える話題が通用しなかったとの事。
主催がそうであるので、お客さんも物持ちである。
千疋屋の値段は当たり前で、逆に落語家は不憫であるように受け止められてしまったそう。
 
こごろうさんは「時うどん」。
あまり舞台にかけないというネタ。
新聞の記事で、福笑さんが「時うどん」は面白い噺であるとおっしゃっていたのを読んで、自分もやってみようと思ったのだそう。
こごろうさんなりの工夫も思い付いたという。
噺は、喜六と清八の二人が帰り道で何か拾ったら半分分けしようとする場面から。
喜六と清八の持ち金を寄せる場面で、お互いの金額を入れ替えて言ってしまった。
一瞬、お客さんの頭の上に大きな"?"が浮かんでいた。
 
休憩を挟んでトークのコーナー。
事前に募集されたテーマは(1)「やめろ!!と言われても、やめられないコト」、(2)「今持っているモノで一番高いのは? またその逆は?」、(3)「どんな臨終を迎えたい?」の三つ。
 

  • 桂紅雀        「孝行糖」
  • 桂こごろう      「時うどん」
  • こごろう 紅雀    トーク