『つるはしを飛ぶ都んぼ改メ桂米紫COUNT DOWN落語会』

『つるはしを飛ぶ都んぼ改メ桂米紫COUN

 
『つるはしを飛ぶ都んぼ改メ桂米紫COUNT DOWN落語会 〜COUNT2〜』に行く。
 
鶴橋の雀のおやどへ。
 
前座はとま都さん。
演目は「米揚げ笊」。
主人公の男が失言せずにオチにいく型。
 
都んぼさんの一席目は「向う付け」。
まくらでのお話。
今ではそうでもないが、入門したての頃はアレだった人の話題を。
紅雀さんは、飛んでいる蝿をして「蝿が飛んでいらっしゃいます」と妙な敬語の使い方をしたそうな。
あさ吉さんは、鵜飼い船を見て「舟を引っ張る鵜はえらいなぁ」と言ったとか。
別格は、ひろばさん。
十二支を言ってみろと言われ「ねぇ・うし・とら・う・たつ・みぃ」と来て後が続かない。
そこでそもそも"ねぇ"は何か? と訊かれたひろばさん。
「"ねぇ"はネコです」、と答えた。
一瞬楽屋の空気が変わったのを察知したひろばさん、「違いました"みぃ"がネコでした」と発言したという。
これがこれが極めつけかと思われていたが、それを上回りそうな人物が出現。
まだ、ざこば一門の見習いのニューフェイス
ひろばさんの時と同じ質問に「ね・うし・とら・う・たつ・み」の後が続かず、「僕、十二単(じゅうにひとえ)は解りません」と答えたという。
 
ゲストは雀三郎さん。
演目は「遊山船」。
喜六と清八の、「もしそやったら」「そんなことせぇへん」の応酬が楽しい。
 
都んぼさんの二席目は「厩火事」。
奥さんの、遊び人の亭主の反応にヤキモキする様子がいじらしい。