『繁昌亭夜席』
『繁昌亭夜席 〜第7回繁昌亭落語家入門講座講師の落語会』に行く。
繁昌亭へ。
まずは鞠輔さん。
これが初舞台。
演目は「東の旅 発端」。
噺は、懺悔のあたりまで。
大勢の旅人としりとりの場面の他は、常に張扇と小拍子で叩きを続ける。
お次は米平さん。
演目は「七度狐」。
狸じゃないですよと、自身の体格に絡めてギャグに。
鞠輔さんは高座番も努める。
米平さんの高座では膝隠しが使われていたのだけれど、鞠輔さんが別の膝隠しと交換。
生喬さんの出番。
生喬さんは「三十石」。
"お女中"の件の後、膝隠しのギミックをオープン。
左右にひらかれ三倍ほどの面積となった膝隠しには、三十石船が描かれている。
会場に拍手が起きた。
噺は泥棒騒ぎまで。
仲入りの後、米左さん。
演目は「軽業」。
旅の順番として「三十石」の後「宿屋仇」でいいのではと、米左さん。
もう一度、往路の「軽業」がここに入るのも何だと。
噺に具体的に出てくるもぎ取り部分は、大イタチ・天竺の孔雀・笑う三ツ目・取ったり見たり。
楽屋の米輔さんが、あっちへウロウロこっちへウロウロと落ち着きのない様子であったと、まくらで。
トリは米輔さん。
今日の落語会は、鞠輔さんの「東の旅」が終わった時点で、八割方終わったようなものであったと米輔さん。
演目は「宿屋仇」。
- 桂鞠輔 「東の旅 発端」
- 桂米平 「七度狐」
- 笑福亭生喬 「三十石」
- 桂米左 「軽業」
- 桂米輔 「宿屋仇」