『今川寄席』

『今川寄席』

 
『今川寄席』に行く。
 
今川へ。
 
前座は鯛蔵さん。
演目は「動物園」。
着ぐるみを着込む様子が良い。
 
市楼さんの一席目は「天災」。
市楼さんの会の前座には、ざこば一門の若手を呼ぶことが多いそう。
その、ざこばさんに教わった「天災」を。
 
ゲストはたまさん。
たまさんのまくら。
市楼さんのお父さんである、染語樓さんが入院された時の事。
喬若さんと何時行こうかと相談。
当日、肝心の入院先がどこか解らなかったので、先輩の生喬さんに問い合わせたところ、染語樓さんが無くなったと知らされたそう。
他に、落語会に吉坊さんに出演依頼の電話を何度もかけたのだけれど、留守番電話ばかりで連絡がとれない。
その日が吉朝さんの亡くなった日であったという。
入院を知ってすぐお見舞いに行った場合は無事だけれども、そうでないケースでは…、とのたまさんの分析。
市楼さんについても。
後輩が間違いをしたら先輩が叱るものだが、市楼さんのしでかしたことは多めにみられる傾向があるようで。
市楼さんの後輩の噺家さんらから、たまさんらが何故市楼さんに注意しないのかと言われることがよくあるそう。
これは、たまさんらが染語樓さんに大層世話になったのが理由だとか。
この件で、楽屋がえらく受けているよう。
鯛蔵さんも右往左往しながら笑っているのが漏れ伝わってくる。
 
たまさんの高座は「寝床」。
半ばまで。
 
市楼さんの二席目。
先ほどのたまさんのまくらで、どこかやりにくそうな市楼さんであった。
演目は「長短」。
 

  • 桂鯛蔵         「動物園」
  • 林家市楼       「天災」
  • 笑福亭たま      「寝床」
  • 林家市楼       「長短」