『フジハラ亭落語会』

 
『フジハラ亭落語会 〜vol.26〜』に行く。
 

 

『笑いのタニマチ』

 
『笑いのタニマチvol.91 〜仁智の新作落語道場〜』に行く。
 
谷町六丁目へ。
仁智さんの新作の会。
 
最初に仁智さんのご挨拶。
お弟子さんがまだ会場に来ていないとの事。
南森町から向かっているそうだ。
 
前座は三幸さん。
漁師の息子が力士になったが、お酒が飲めないので・・・。
時事ネタも入れ込む。
 
仁智さんのネタおろし。
クリップでまとめられた原稿の束を持って高座に。
笑える短い怪談を読み上げる。
受けたネタは丁寧に畳んで懐へ、受けなかった話はクシャクシャに丸めてポイと捨てる。
総合的なオチがないのが難点という本人の談。
 
遊方さんは「隣人(ネイバーズ)」。
職務質問されることが多いという話をまくらで。
旦那の妄想が楽しい噺。
 
仁智さんの二席目は「三元異相落語・野球篇」。
タイガースとジャイアンツによる優勝決定戦が舞台。
まず、スーツ姿で登場。
実況アナウンサーと解説者で試合を描写。
一旦、楽屋にもどり、カジュアルな姿で登場。
阪神ファンと巨人ファンの観客の視点で同じ試合を。
今度は、タイガースのユニフォームに着替える。
監督と球団首脳による掛け合いにて同じ試合の別の面を。
この噺の効果音はラジカセにて操作していたのだけれど、タイミングが上手く合わない箇所が幾つか。
打ち合わせの時間が充分にとれなかったようで。
 

『今川寄席』

『今川寄席』

 
『今川寄席』に行く。
 
今川へ。
 
前座は鯛蔵さん。
演目は「動物園」。
着ぐるみを着込む様子が良い。
 
市楼さんの一席目は「天災」。
市楼さんの会の前座には、ざこば一門の若手を呼ぶことが多いそう。
その、ざこばさんに教わった「天災」を。
 
ゲストはたまさん。
たまさんのまくら。
市楼さんのお父さんである、染語樓さんが入院された時の事。
喬若さんと何時行こうかと相談。
当日、肝心の入院先がどこか解らなかったので、先輩の生喬さんに問い合わせたところ、染語樓さんが無くなったと知らされたそう。
他に、落語会に吉坊さんに出演依頼の電話を何度もかけたのだけれど、留守番電話ばかりで連絡がとれない。
その日が吉朝さんの亡くなった日であったという。
入院を知ってすぐお見舞いに行った場合は無事だけれども、そうでないケースでは…、とのたまさんの分析。
市楼さんについても。
後輩が間違いをしたら先輩が叱るものだが、市楼さんのしでかしたことは多めにみられる傾向があるようで。
市楼さんの後輩の噺家さんらから、たまさんらが何故市楼さんに注意しないのかと言われることがよくあるそう。
これは、たまさんらが染語樓さんに大層世話になったのが理由だとか。
この件で、楽屋がえらく受けているよう。
鯛蔵さんも右往左往しながら笑っているのが漏れ伝わってくる。
 
たまさんの高座は「寝床」。
半ばまで。
 
市楼さんの二席目。
先ほどのたまさんのまくらで、どこかやりにくそうな市楼さんであった。
演目は「長短」。
 

  • 桂鯛蔵         「動物園」
  • 林家市楼       「天災」
  • 笑福亭たま      「寝床」
  • 林家市楼       「長短」

 

『たけくらべの会』

『第1回 たけくらべの会』

 
『第1回 たけくらべの会』に行く。
 
福島へ。
 
新しく始まった会。
お客さんは二十名ほど。
 
前座は智六さん。
演目は「色事根問」。
これからに期待。
 
二番手は生寿さん。
この会を始めた経緯を説明。
野田のやまがそばで開催されていた、笑福亭の若手噺家さんたちの勉強会であった『おそばと落語の会』も二年くらい前に終了した。
生寿さんら若手が、勉強会を作ろうということで、野田に近い福島にて始める事に。
会のタイトルも、笑福亭の紋である五枚笹に因んだものにしようと試行錯誤の上、笹→竹→たけのこ→たけくらべ、と着想。
チラシの図柄を、生寿さんの師匠である生喬さんに以来。
生喬さんは、会のタイトルロゴも制作してくださったそう。
チラシの図柄は、タケノコの画なのだが、会のメンバーが成長した暁にはその図柄も成長した物に改まる予定だとか。
生寿さんの演目は「三人旅」。
テレビ放送では出来ないネタであると断ってから。
 
松五さんは「応挙の幽霊」。
『おばけなんてないさ』を出囃子に登場。
噺が幽霊のネタなのに『おばけなんてないさ』はどうであろうかと、松五さん。
仲入りの後は、大爆笑の二人です、とハードルをあげる。
 
仲入りの後、喬介さん。
松五さんは変な人だと。
一緒にカラオケに行った時、席を外した喬介さん。
その間、松五さんは何を歌っていたのかとみれば、『おばけなんてないさ』を一人で歌っていたとか。
喬介さんの演目は「道具屋」。
笛の客との遣り取りに、さらにもう一展開でオチ。
 
呂竹さんは「近日息子」。
親子の周りの人たちの反応も楽しい。
 

  • 笑福亭智六       「色事根問」
  • 笑福亭生寿       「三人旅」
  • 笑福亭松五       「応挙の幽霊」
  • 笑福亭喬介       「道具屋」
  • 笑福亭呂竹       「近日息子」

『桂吉弥の新お仕事です。in繁昌亭』

『桂吉弥の新お仕事です。in繁昌亭』

 
桂吉弥の新お仕事です。in繁昌亭』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
開演の五分前、吉弥さんが客席に現れた。
入場時にパンフレットやチラシと一緒に配られたアンケート用紙の説明。
なんでも、吉弥さんと紅雀さんが、ほにゃはんグランふリに出場されるのだそう。
その、漫才コンビの名前と、どのようなネタをすればいいのかを、お客さんに伺うというもの。
 
前座は弥太郎さん。
演目は「ふぐ鍋」。
途中つまりかけるも、無事、続ける。
 
紅雀さんは「花色木綿」。
男と家主さんとの、盗まれた品物を羅列する場面が楽しい。
 
吉弥さんは「蛇含草」。
火鉢の餅が頃合いの焼き加減であるのを、"餅が食べ頃であると言っている"と徳さんの台詞。
良い表現。
 
仲入りの後、しん吉さん。
まくらは、鉄道の話題。
青春18きっぷで旅行されたお話。
演目は「雨乞い源兵衛」。
 
続いて漫才。
吉弥さんと紅雀さんが私服姿で舞台へ。
吉弥さんが、ふぇふはんグランふひのエントリーシートを示す。
アンケート用紙を何枚か手に、お客さんから募集したコンビ名を幾つか披露。
なかでも反応がよかったのが、"蕪と牛蒡"。
色白で太めの吉弥さんが蕪で、細身の紅雀さんが牛蒡ということ。
吉弥さんが作った漫才を実際に演じる。
一旦、楽屋に戻り、出囃子で新たに登場。
吉弥さんが落語家で、紅雀さんが弟子志望の男という設定。
漫才の途中で、時間切れを知らせる鳴り物の音が。
予選段階の、一組の持ち時間は2分なので、タイムアップを通知したもの。
もう一作実演。
落研の先輩後輩の二人が、コンパに参加するという設定。
こちらは、オチまで演じるが、時間が3分半かかったと楽屋からのお答え。
実際に挑戦するには、持ち時間に収まるように調整が必要であるとの結論。
コンビ名も含め、相談せねばとの事。
 
これにて終演。
 
お客さんが帰るのを吉弥さんがお見送り。
繁昌亭の前で、恒例のプチ撮影会とサイン会が催された。
 

  • 桂弥太郎         「ふぐ鍋」
  • 桂紅雀          「花色木綿」
  • 桂吉弥          「蛇含草」
  • 桂しん吉         「雨乞い源兵衛」
  • 吉弥 紅雀         漫才

『新・汗かき克服落語会』

『新・汗かき克服落語会』

 
『林家染弥・笑福亭由瓶 新・汗かき克服落語会〜汗は男の勲章〜』に行く。
 
福島の八聖亭へ。
 
最初に染弥さんと由瓶さんのトーク
タオルを首に掛けると、汗がとまると主張する由瓶さん。
お客さんの一人に高座の前まで出てきてもらい、首にタオルを掛ける実験。
とくに効用は無いとのお答え。
お子さんが生まれたばかりの由瓶さんが、紙おむつについて話す。
ディスカウントショップの話題も。
 
そうばさんの高座は「へっつい盗人」。
わぁわぁでなく、オチにて終了。
 
染弥さんは「手水廻し」。
地方での落語会でしか、まずしないという演目。
由瓶さんのリクエストだそう。
 
由瓶さんは「仔猫」。
うちわで評判がよいというネタ。
番頭さんが錠をねじ切る件は無し。
 
最後に二人で講評など。
次回の告知も。
 

  • 染弥 由瓶      オープニングトーク「汗かき近況報告」
  • 桂そうば       「へっつい盗人」
  • 林家染弥       「手水廻し」
  • 笑福亭由瓶     「仔猫」
  • 染弥 由瓶      エンディングトーク「今日の反省」