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『第2回 たまよねDX(デラックス)』に行く。
たまさんの「Elderly Love」は「Apologize」を手直ししたもの。
謝罪に行くのではなく、結婚の許可を得る設定になっている。
筋立ては違うが、笑いの持って行きようは同じだ。
「次の御用日」はかなり手が入っている。
まず、わかりやすい処でいうと、奇声の部分に力が注がれている。
噺のまとめ方も内容が変わっているので、題目も変更の要ありかもしれないが。
後、咽の調子も気に掛かる。
声帯を痛めるのではないかと心配してしまうくらいの発声だ。
三風さんの「あの世めぐり 地獄八景(前編)」は大ネタ「地獄八景亡者戯」を現代的にアレンジした物。
とはいっても、「地獄八景亡者戯」自体時事ネタを織り込む噺であるだけに、現代的に演じても差が目立たないのではあるが。
どうせなら、もっと大胆なアレンジであっても良かったか。
「愛宕山」は、普段聴く他の方の型よりも若旦那の描写が少し多目であった。
若旦那の器量が垣間見られるので好い。