『たまよねFINAL』
『たまよねFINAL Episode3』に行く。
二年ほど続いた『たまよね』も今回で一応最後。
突発的にひらかれる予定があるようなので、「一応」だ。
呂竹さんは「江戸荒物」。
東京からのゲストを迎えている今回の演目に選ぶあたり、意欲的とみるべきか。
たまさんの一席目は「悋気の独楽」。
旦那やお手掛けさんの登場する部分はざっくりと省略。
たまさんの着替えがおわるまで、米井さんと呂竹さんで、プログラムにて出題されたクイズの答えを発表。
問題は、これまでの『たまよね』で出題されたものの総集編であった。
ショート落語に続いては「愛宕山」。
一八がいきなり傘に手を出したのは、演出なのか間違いなのか。
逡巡を現すには、それもありだと思う。
仲入りを挟んで、喬太郎さんは新作の「柚子」。
途中で先が読めるものの、それでも聴かせる力がある。
たまさんの新作は「TSUTAYA」。
題名どおり、レンタルビデオ店を舞台にしたもの。
落語的な(「新作落語」も落語であるので、矛盾しているようだが)オチに収まるところが面白い。
米井さんを迎え、ショート落語の定番にならなかった作品や、初期のものなどを再演した。
『たまよね』の総括も。
たまさんは、まくらで、再びおこったNHKとのトラブルを話された。
額面のまま受け取ると、それがNHKの体質であるのかなと...。