『天五劇場』

天五会館

 
『第25回 天五劇場』に行く。
 
久しぶりに天五会館へ。
米二さんがやっておられた『天五寄席』へはよく行っていたのだけれど、『天五劇場』は初めて。
もともと行く積もりではいたのだけれど、招待券を頂いた。渡りに舟。
有り難いことだ。
 
今回は「桂三四郎年季明け記念」と銘打たれている。
一昨日はあやめさん、本日は三風さんと生喬さんが同じ事を言っておられた。
繁昌亭でわからないことが有れば、三四郎さんに聞けばよかった。
何処に何が有るのか、これこれはどうすればよいのか、誰よりも三四郎さんが把握していた。
年季明けして三四郎さんが楽屋番の任から離れたら、これから大いに困るだろうと。
 
そんな楽屋の生き字引みたいな役割だけがあったのではない。
様々な噺家さんの生の高座を数多く端で見ていた経験は、三四郎さんの芸に良い影響を与えているだろうとも仰有っていた。
 
三四郎さんは「つる」。
落ち着いた語り口と間、意外な質問に虚をつかれた甚兵衛さんの表情、芸歴以上の表現力を感じる。
 
続いて、シンクタンンクさんの漫才。
デブねた。
 
生喬さんは「竹の水仙」。
宿の主人の感情の変化が興味深い。
精神状態で身体の動きが替わり、二階へと上がる足音も変化する。
 
中入りの後、コント。

三風さんは「船渡御今昔"生"中継」。
こちらも観客参加型。
NHKの方が見に来ておられたそうだ。
反応によっては、今年の天神祭の番組で演じるかもとの事。
どうなるんでしょう?
 
会が終わって抽選会。
 

  • 桂三四郎                 「つる」
  • シンクタンク               漫才
  • 笑福亭生喬               「竹の水仙
  • 杉岡みどり 淀家満月 徳富啓太   コント「占い師」
  • 桂三風                  「船渡御今昔"生"中継」