『大阪中央市場マイド寄席』
『大阪中央市場マイド寄席 第1部』に行く。
大阪中央卸売市場で開かれたイベント、『2007 秋のごちそう市場』の一環としての落語会。
このメンバーで無料とは。
まずは生寿さんの「花色木綿」。
安心して観る事が出来る生寿さんの高座。
たまさんの演し物は南京玉すだれ。
扇子や手拭いを使った所作、うどんを食べる仕草や手紙を書く仕種などのオーソドックスなものや、牛乳とコーラの飲み方の違いなんかを手ほどき。
それから、南京玉すだれの実演へ。
染雀さんは「子ほめ」。
完全版な感じの「子ほめ」。
旧い型のままでなく、言葉遣いはわかりやすく入れ換えられている部分も。
仲入りの後、たまさんの「ちりちてちん」。
噺の中では、カタカナで書かれるので、表記は「チリトテチン」とした方がいいのかも。
旦那さんのイタズラ好きが根っからであると解る演出。
竹さんの、「下衆の謗り食い」をまんま体現したキャラクター。
終盤のえぐい展開。
見所が多い。
生喬さんは「相撲場風景」。
微妙にコンパクトに。
今回、生喬さんが「相撲場風景」を演目に選ぶということは、偶々なのだろうか、それとも意味があるのだろうか。
最後は寄席踊り。
「伊勢音頭」「桃太郎」「松づくし」「かっぽれ」を踊る。
建物のすぐ外にある駐車場のスペースでは、ライブコンサートが行われていた。
防音性が低いので、音楽がかなり漏れ伝わって来たのが惜しまれる。