『米朝一門獅子十六 〜都んぼ・吉弥プロデュース〜』

繁昌亭

 
米朝一門獅子十六 〜都んぼ・吉弥プロデュース〜 第1部 吉坊.二乗の会』に行く。
 
本日の企画は無い、というのが企画(?)。
ほとんど打ち合わせもなく今日を迎えたようで。
最初の対談も、直前にやることになったというくらい。
 
最初に対談。
それぞれのネタをどのように師匠につけてもらったとか、最近どのように過ごしていたとかのお話。
二乗さんの「茶の湯」は米二師匠にきっちりと手順をふんで教わったそうだ。
対する吉坊さん、「不動坊」は自分で覚えて、吉朝師匠には「覚えたんなら、やったらええがな」的な扱いであったようで。
 
二乗さんは「茶の湯」。
自分の趣味のお話をまくらに。
それまでは趣味が落語だたのだけれど、噺家になるとそれが日常になってしまった。
残る趣味はというと、ガンプラを作ることだそうだ。
茶の湯」はたっぷりと。
師匠譲りのとぼけた味わいの「茶の湯」。
とんでもない「茶」を飲むときの表情はリアリティがある。
実体験があるだけに。
 
吉坊さんは「不動坊」。
色々膨らませてある感じ。
偽幽霊の軽田道斎が釣り降ろされる様子の描写が良い。
がくんがくんと、なめらかでない降下。
さらしが身体に食い込み苦しそうな感じ。
情景がありありと伝わってくる。
 

  • 吉坊 二乗     ご挨拶
  • 桂二乗       茶の湯
  • 桂吉坊       「不動坊」