『生野弁天寄席』

成恩寺

 
『第52回 生野弁天寄席 〜成恩寺若手落語会〜』に行く。
 
生喬さんの会。
 
二乗さんは「正月丁稚」。
世間一般の正月気分は抜けているが、季節物ということで。
出来るときに高座にかけておかないと本人も忘れてしまう、と二乗さん談。
 
生喬さんの一席目は「無いもん買い」。
まくらは、春團治師匠、文福さん、梅團治さん、と一緒に北海道での落語会へ行った際のお話。
春團治師匠と師匠の奥さんも一緒に、お酒を飲んだエピソード。
酒量を控えている春團治師匠の描写が可愛らしい。
昨日は都んぼさんで聴いた「無いもん買い」。
噺のディテールに少々違いがある。
金物屋では、生喬さんの噺には「金槌」が出てきたが、都んぼさんの分には無かった。
古手屋では、都んぼさんの噺では「蚊帳」があったが、生喬さんには無かった。
オチも多分違う。
 
福矢さんは「いかけ屋」。
鶴志さん話、別れた彼女の話、マーフィー岡田にはまっている話をまくらに。
まくらの方が受けてしまう。
鶴志さんに振り回される話は、何度聴いても面白い。
 
生喬さんの二席目は「須磨の浦風」。
ネタおろし。
あまり演者のない珍しい噺。
夏場の噺なので今現在高座にかけるはまずかったかな、と生喬さんの感想。
 

  • 桂二乗       「正月丁稚」
  • 笑福亭生喬    「無いもん買い」
  • 桂福矢       「いかけ屋」
  • 笑福亭生喬    「須磨の浦風」