『らくご道』
『らくご道』に行く。
またこのところ何度か行けなかった『らくご道』に行く。
生寿さんは「犬の目」。
生喬さんの色が強く感じられる。
きっちりしている。
こごろうさんは「黄金の大黒」。
横板に鳥もちが粘っこいこと粘っこいこと。
最後のオチまで。
「黄金の大黒」をオチまでするのは珍しい。
それでも結構短めの高座であった。
生喬さんは「虱茶屋」。
まくらを、これでもかというほどたっぷりと。
あれやこれや、色々な話題におよぶ。
「虱茶屋」は、踊りの様子がよい。
痒さに身もだえしながら、踊りで痒さをまぎらわす幇間の所作が楽しい。
本日は、三ヶ月に一度の生のお囃子が入る回。
お二人の演目も、ハメモノの入る噺。
仲入りの後、対談コーナー。
生喬さんとこごろうさんのトーク。
「黄金の大黒」のオチがもうひとつと考えるこごろうさん。
オチを変えるにあたって、それにあった丁度良い曲を捜しているそうだ。
ハメモノの曲に関しての話題も幾つか。
途中から、由瓶さんが加わる。
二つ目の出番が多い由瓶さん。
繁昌亭での二つ目の出番に相応しい噺についても意見が。
こごろうさんと生喬さんも出演する『寝駄(ネタ)を根太(ねた)にする会!〜第2夜〜』の宣伝も。
- 笑福亭生寿 「犬の目」
- 桂こごろう 「黄金の大黒」
- 笑福亭生喬 「虱茶屋」
- 生喬 こごろう 由瓶 対談「夕焼け日記」
長く続いていた『おそばと落語の会』が休会されるそうだ。
やまが蕎麦の二階での『そば落』も三月まで。
4月には記念会として、繁昌亭にて二日間にわたって開催される。
残念なことだが、これも仕方がない。
再開されることを願いながら、繁昌亭の方だけでもお邪魔することにするつもりだ。