『たまクラブ』
『たまクラブ』に行く。
秘密クラブへ。
たまさんの一席目は新作。
短め。
落語「紀州」を下敷きに、というか、噺の途中で「紀州」のさわりを説明。
まくらで、米朝師匠が骨折された話。
東京の三越劇場での落語会での話題も。
本題の前にショート落語を幾つか話したとの事。
「銃撃戦」と「健康飲料」は受けたのだけれど、「ドリアン」でお客さんが引いてしまったそうだ。
電車内で体験した汚い話にもドン引きになり、さらにその日の演目が「くっしゃみ講釈」。
冒頭、ワンババをぬったくるという、お客様がお気に召さない展開。
客層で違うのね。
南青さんは「那須与一」。
NHKの『ドキュメント挑戦』や、水上バスツアーでのアクシデントのお話など近況をまくらに。
南青さんも、米朝師匠の骨折に関するお話を。
銭湯にて米朝一門のさる噺家さんと来合わせ、その方から米朝師匠が負傷されたとの情報を得たそうだ。
その時には口止めされたので秘めていたのだけれど、マスコミ発表の後なので、今回話題に。
たまさんの二席目は「隣の桜」。
漢学の先生、賑やか事がかなりお好きな人物として描かれている。
隣から聞こえてくる花見の様子に表情がゆるむほど。
雀五郎さんは「佐々木裁き」。
昨日聴いた、まん我版「佐々木裁き」との違いが幾つか。
四郎吉の年齢や、佐々木信濃守の従者の名前など。
三席目は「芝浜」。
今回は、鳴り物、特に三味線の要素を多目に。
噺の途中は勿論、噺の前と後にもBGM的に流された。
映画の劇伴のようだ。
