『松竹特選落語会』

『松竹特選落語会』

 
『第3回 松竹特選落語会』に行く。
 
入場客はそれほど多くない。
客席後方、上手と下手のブロックには布がかけられていた。
 
まずは瓶成さん。
演目は「いらち俥」。
なんども聴いたネタ。
継続は力。
工夫がかなり加えられている。
演出が幾つも増えている。
それにしても、このネタにえらく力を入れている瓶成さん。
先日放送された、MBSラジオの『丑バラ 通天閣劇場開幕前夜スペシャル!』に出演した際も「いらち俥」を演じておられた。
 
喬若さんは「道具屋」。
おなじみの松坂大輔に似ている、まくらを。
噺の中にも松坂ネタを交えて。
 
お次は、漫才のますだおかだの増田さん。
着物姿で高座へ。
本人の趣味を生かした新作落語
奥さんが旅行に行っている間に、暇つぶしで見た『冬のソナタ』のDVDにハマった男が主人公。
幾つかのシチュエーションが繰り返されるところも面白い。
 
銀瓶さんは「七段目」。
しっかりしている。
お客さんを芝居の世界に引き込む様子が感じられた。
 
中入りの後、はシンプレの漫才。
 
トリは小春團治さん。
外国で公演した体験をまくらに。
所変われば...というやつで、ロシアでは可笑しいところでは笑うが普段は笑わないそう。
お客さんの顔付きを見ていると、笑う場面とその他の場面での表情の差が極端だそうな。
演目は、奇妙なフレーズが続出する新作落語、「日本の奇祭」。
 

  • 笑福亭瓶成            「いらち俥」
  • 笑福亭喬若            「道具屋」
  • ますだおかだ増田        「韓流にハマって…」
  • 笑福亭銀瓶            「七段目」
  • シンデレラエキスプレス     漫才
  • 桂小春團治            「日本の奇祭」