『できちゃったらくご!』

動楽亭

 
『できちゃったらくご! 〜新世界に移った第2弾〜』に行く。
 
新作落語の会『できちゃったらくご!』に足を運ぶ。
 
本日のたまさんは司会進行役。
なので、着物姿だが、普段の高座では身につけていない眼鏡と腕時計を着用して舞台に。
今日はゲストに福笑さんが来られる。
 
他の五人のメンバーを呼び込み、恒例の順番決めジャンケンに。
大トリは福笑さんなので、トリのプレッシャーは小さめなよう。
何度かあいこを繰り返し、三金さんと南湖さんの二人が勝利。
二人でジャンケンし、勝った三金さんが二番目、南湖さんは四番目を選択。
残った三人でジャンケン、勝ったあやめさんは五番目を選ぶ。
遊方さんと三風さんで勝負、遊方さんが三番目、一番負けた三風さんがトップバッターに決定。
 
三風さんの新作は「閻魔裁き」。
自分の正義感の強さをまくらで。
とは言っても、実行は難しいようなのだが。
死後の世界で、生真面目な青年といい加減な親父が閻魔様に裁きを受けるという内容のお噺。
噺がスラスラ出てこなくて、テンポが悪くなったのが残念。
 
三金さんは「奥野君の老後」。
何十年かの先、落語会の長老となった自分が主人公の噺。
古典落語の一節や、バルーン芸を織り込んで。
 
遊方さんは美容院でのお噺。
架空のアーティスト"木村ガクト"の上方を注文した主人公。
望み通りになったのか、どうなるのかというお噺。
 
南湖さんは「銀河弐号」。
時事ネタ、というか北朝鮮のアレをネタに。
まくらもちょっとブラックで可笑しかった。
 
仲入りの後、あやめさん。
演目は「居酒屋1969」。
あやめさんが出演した舞台「お茶子のブルース」の時代設定が1969年、昭和44年であったので、色々と調べた1969年の出来事を生かして作ったという噺。
1969年にこだわった居酒屋のマスターは、1970年と聞くと、お店の事をほったらかして自分の世界に引きこもってしまうという設定。
 
福笑さんは「幻の財宝」。
以前に発表したことのある新作を改訂したそう。
 

  • 桂三風       「閻魔裁き」
  • 桂三金       「奥野君の老後」
  • 月亭遊方     「ブレイク?三日月ショート」
  • 旭堂南湖     「銀河弐号」
  • 桂あやめ      「居酒屋1969」
  • 笑福亭福笑    「幻の財宝」