『浪花三座会』

『タユタウまん坊大阪記』ポスター

 
『第1回 浪花三座会』に行く。
 
新しく始まった会。
長講ものをする会。
 
最初に、鳥居社長のご挨拶。
紋付き姿の正装。
意気込みを感じる。
昔の地図を持ってこられた。
その昔は、ミナミには演芸場がいくつもあったのがその地図から分かるのだが、今はかなり無くなってしまっている。
変わって、現在の地図を提示。
違う産業が流行っている。
ミナミをもっと健在な形にしたいと仰る鳥居社長であった。
 
前座薬は喬介さん。
演目は「時うどん」。
喜六の暴走ぶりが可笑しい。
 
南青さんは「無筆の出世」。
長い講談も良い。
 
吉坊さんは「住吉駕籠」。
『三座会』の名前を考案したのは吉坊さんだそう。
吉坊・まん我・南青の三人さんとも、座ってする芸だからとの事。
南青さんとの関係もまくらで。
高校の先輩である南青さんは、入門年が吉坊さんより後なので、吉坊さんを兄ぃさんと呼ぶ。
先輩で後輩という妙な間柄。
 
まん我さんは「ねずみ穴」。
上手いなぁと思う。
人物描写に感じ入る。
 
次回は10月17日の予定。
 

  • 笑福亭喬介      「時うどん」
  • 旭堂南青        「無筆の出世」
  • 桂吉坊         「住吉駕籠」
  • 桂まん我        「ねずみ穴」