『笑福亭たまの脱構築落語会』

『笑福亭たまの脱構築落語会』

 
『第3回 笑福亭たまの脱構築落語会』に行く。
 
結構な客入り。
なぜか空調の調子が悪く、会場は暑い。
機械は動いているようなのだが、どうも風が送られていないよう。
 
松五さんは「八五郎坊主」。
八五郎の調子の良さと、体の鈍さのコントラストが面白い。
 
たまさんの一席目は新作。
老夫婦の夫婦喧嘩、息子を前にきわどい話題が笑いをさそう。
鶴笑さんが最近古典に力をいれているとまくらで。
吉本の噺家さんの高座がラジオで放送される事が増えた。
鶴笑さんの人形ネタはラジオでは伝わりづらいので、それに対応しようとしたとの事。
「餅屋問答」をレパートリーに入れたのだが、この噺も肝心なところでポーズの要素が大きいので、ええんかいな、と。
 
鶴笑さんは「スーパー親子酒」。
小型の譜面台のようなものを携えて高座へ。
「親子酒」をはじめる鶴笑さん。
通常は、親父さんが家で寝てしまった後、息子の行動に描写が移るのだけれど、鶴笑さんはその寝ている親父さんの夢と息子を交互に演じる。
親父さんのけったいな夢を切り絵の紙芝居と紙切りで表現。
息子が家に帰った直後の親父さんの台詞が夢とリンクしていたり。
 
たまさんの二席目は「船弁慶」。
お松さんのお仕置き、灸と井戸水の繰り返しを思いっきり誇張。
 

  • 笑福亭松五      八五郎坊主」
  • 笑福亭たま      「」
  • 笑福亭鶴笑      「スーパー親子酒」
  • 笑福亭たま      船弁慶