『get's 待っツ動楽亭』
『get's 待っツ動楽亭』に行く。
新しく始まった落語会。
会場は動楽亭。
開場時間のかなり前からお客さんが並んでいた。
話を伺うと、動楽亭はこれが初めてという方も結構おられる様子。
客層は女性が多い。
予約分だけで、定員に達したとかいうもっぱらの噂。
開演時間になり、吉弥さん・紅雀さん・ひろばさん・佐ん吉さん・吉の丞さんの五人が舞台に。
トーク
開口一番、吉弥さんから「今日は吉の丞さんの誕生日です」という報告。
会場のお客さんから拍手。
誕生日ということで、吉の丞さんが中トリに。
ここでのトークのテーマは、この会が始まった経緯などを。
ライバルはトリイホールの毎月一日の会だと宣言。
ジャズのバンドを組みたいというお話も。
落語の最初は佐ん吉さん。
演目は「田楽喰い」。
まくらでのお話。
会のタイトル『get's 待っツ動楽亭』はひろばさん・佐ん吉さん・吉の丞さんの三人で考えたとか。
最初に佐ん吉さんが提案したのは『月末向上委員会』というもの。
雀松さんの会『雀松向上委員会』とかぶっているので却下に。
紅雀さんは「佐々木裁き」。
この会を始めるというお話を文我さんに話したら、「お前、喧嘩売ってんのか」とか言われたとか。
文我さんは三重で月末に『みそか寄席』という落語会をされているので。
自分のお子さんが生まれた話題や、友人のお子さんにまつわるお話をまくらで。
吉の丞さんの出番。
出囃子は「ハッピーバースデートゥーユー」であった。
以前、桂n乗さんが落語会で「今日は僕の誕生日なんです」と言ったところ、師匠のY二さんにきつく叱られたそう。
そんな事は言わない方が良いのだなと学習した吉の丞さん。
今日の雰囲気では、かえって歓迎されそうなので、その話題を。
本日が誕生日の吉の丞さんであったが、楽屋で「誕生日おめでとう」と言ってくれたのは三味線のお姐ぇさんだけであったとか。
吉弥さんを初めとする噺家の面々は誰もそうとは知らない様子。
三味線さんに貰った花を見せびらかすようにして、ようやく気づいて貰えたそう。
例年、一人で誕生日を過ごしていたという吉の丞さん、今年は落語会なのでおめでとうを言ってもらえるかと期待していたが・・・。
吉の丞さんの演目は「遊山船」。
花火の場面の後、小拍子を打つ吉の丞さん。
本来なら、ここで鳴り物が止まるのだが、ちゃんと鳴り止まない。
雀々師匠のネタかいな、との突っ込みでフォローしながら、花火の件からやり直す吉の丞さんであった。
ここで仲入りの時間、・・・なのだが、五人さんが舞台でトーク。
用を足したいお客さんはどうぞ、という感じの自由参加なコーナー。
『get's 待っツ動楽亭』は毎月末の開催なので、トークの話題はその間の一ヶ月の出来事を話そうかとの話に。
落語会やイベントでの話題を。
吉弥さんの出番。
演目は「天王寺詣り」。
まくらではMBS『ちちんぷいぷい』でのエピソード。
角さんから、急に振られて笑いを求められるので、それを考えるのだけで一杯一杯になってしまうそう。
頭がそっちの方ばかりに回転しているので、普通のコメントに対応しきれないとか。
ひろばさんがトリ。
開口一番、「帰らないでくれて有り難う」と。
今日トリになったのはジャンケンで負けたからだとか。
演目は「替り目」。
半ばまで。