『こみち寄席』
『第104回 こみち寄席』に行く。
小路へ。
最初は智之介さん。
まくらは、電車でのエピソード二題。
演目は「煮売屋」。
仮名文字に濁点のやりとりは、そばかす顔の清八と喜六の会話にて。
煮売屋に入って喜六が店を汚いと言ったので、まず煮売屋の親父に喜六がなぶられてから清八がやり返す演出。
仁嬌さんは「池田の牛ほめ」。
三年たったら三つになるのは"猫の仔"。
南鱗さんは「無名の碑の由来」。
因縁めいた話。
二組の親子の対比が印象的。
米八さんは「代書屋」。
なんでも、司法書士さんの会合で披露する前に虫干し的に高座にかけるとの事。
米八さんの説によると、最後まで演じると「代書」で、半ばまでだと「代書屋」なのだそう。
なので今回の一席は「代書屋」。
履歴書の用紙は、男が持ち込んだもの。
一枚しかないので、一行抹消を重ねるしかない裏付けとなっている。