『天満の銀座』

『天満の銀座』

 
『天満の銀座 〜番外編〜』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
本日の夜席は銀瓶さんの『天満の銀座』の番外編。
すべて銀瓶さんの高座。
本日の演目はリクエストにて決定。
一席目は「つる」か「子ほめ」、二席目は「宿題」か「寝床」、三席目は「帯久」か「どうらんの幸助」。
それぞれのどちらか、お客さんのリクエストにて決定するという趣向。
 
客席には、新潟からの修学旅行の中学生の人たちが引率の先生と添乗員さんとともに来られていた。
いくつかの候補から、落語鑑賞を希望したグループが来ているそうだ。
開演前、落語マニアのT先生が彼らに尋ねて居られた。
 
開演時間となり、銀瓶さんが登場。
ここで演目を決めるコーナー。
まず、二席目から決める事に。
折角、修学旅行の方々が来られているので、「宿題」がいいのではないかと銀瓶さんが提案。
会場の他のお客さんからは異論もでず、すんなりと「宿題」に決まる。
三席目はどちらにしようかと、拍手を募るが「帯久」と「どうらんの幸助」への拍手が同じくらいで銀瓶さんは迷う。
楽屋に声を掛けて、お手伝いに来られていた市楼さんを舞台に呼び込む。
もう一度、どちらが希望か拍手をしてもらうものの、市楼さんにもどちらが多いのか判断がつきかねる様子。
市楼さんの「僕が決めましょか?」の言葉も、会場の雰囲気はそれを容認しない感じ。
再び、銀瓶さんの判定により、拍手の量がやや多いように聞こえた「帯久」を選択。
最後に、一席目の演目を選ぶ。
こちらは「子ほめ」に。
 
銀瓶さんは、一旦楽屋に戻り羽織を着て登場。
人を誉めるのは難しいというお話から「子ほめ」に。
 
二席目は「宿題」。
まくらは数学の話題。
ポアンカレ予想に関する話から、ご自分の学生時代に数学を勉強した思い出。
あれだけ勉強した物も、今ではあまり覚えていないし社会に出てからは役に立っていないと銀瓶さん。
しかし、修学旅行の中学生の人たちに配慮してか、すぐにやはり勉強はしておいた方が良いとフォロー。
噺の中の問題は、ハンカチとちり紙・鶴亀算・二人兄弟と通学路・四人姉妹とさくらんぼ、と多め。
 
仲入りの後、三席目。
まくらは、甲子園の名前の話題から、十干十二支・還暦の話。
演目は「帯久」。
聴かせる一席。
 

  • 笑福亭銀瓶       ご挨拶
  • 笑福亭銀瓶       「子ほめ」
  • 笑福亭銀瓶       「宿題」
  • 笑福亭銀瓶       「帯久」