『フジハラ亭落語会』

 
『フジハラ亭落語会 〜vol.25〜』に行く。
 
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今回は、フジハラビルの地下が会場。
会場がフジハラビルの地下なのは『しん吉・ちょうば 僕たち、結婚します。』以来。
 
まずはさん都さん。
演目は「軽業講釈」。
講釈師の先生が「難波戦記」を語る途中で隣の軽業小屋の喧噪が聞こえてくる場面で、肝心のハメモノが入らなかった。
さん都さんは、一旦噺を止めて講釈の冒頭からやり直す。
今度は、正しいタイミングで鳴り物が演奏された。
噺ではあまりの喧しさに講釈を中断し、その後に、軽業側に苦情を言ってから講釈師は初めから仕切り直すのだが、噺の中の「初めからやり直す」の台詞に違った笑いがおきる。
現実と虚構が入り交じったゆえの可笑しさ。
 
しん吉さんの一席目は「崇徳院」。
 
ゲストは文三さん。
演目は「親子酒」。
息子の方の、うどん屋との遣り取りが楽しい。
 
しゃぎりにて仲入り。
 
拍子木の音で、仲入りが終わる。
 
しん吉さんの二席目は「本能寺」。
通常の落語会の仲入りとは、しゃぎりと拍子木の順番を変えたのは、お芝居でのそれに倣っての事だという。
噺がお芝居をネタにしたものなので、そのような演出にされたそう。
定式幕の柄の手ぬぐいを、お芝居の幕開けに見立てて噺が始まる。
 
会が終わって、恒例のお茶とお菓子の時間となった。