『吉の丞進学塾』

『第2回 吉の丞進学塾』

 
『第2回 吉の丞進学塾』に行く。
 
動楽亭へ。
 
盛況。
お客さんが詰め掛ける。
最初から用意されていた席の数では足らず、座布団をかなり足す。
マイナス思考なので、それほどお客さんは来ないだろうと思っていたと、吉の丞さん。
 
動楽亭の舞台に飾られていた、ざこば一門の提灯が外されていた。
会場の隣の、収納スペースに置かれてあった。
 
まずはそうばさん。
演目は「十徳」。
主人公と、八百屋の遣り取りが楽しい。
 
吉の丞さんの一席目。
演目は「遊山船」。
まくらでのお話。
春蝶さんの落語会に呼んで貰う事の多い吉の丞さん。
その所以を説き明かす。
年季修行が明けたら他の噺家さんにネタを教わっても良いが、修行期間は専ら師匠に噺を口伝してもらうのが基本。
丁度、吉の丞さんが吉朝師匠の元で稽古をつけて貰っている頃、よく春蝶さんが吉朝さんにネタを伝授されていたのだそう。
そのため、親しくお付き合いする関係が出来たとか。
 
ゲストは春蝶さん。
演目は「大阪城の残念石」。
まくらは、春蝶さんが教わっていた時の吉朝さんのエピソード。
 
吉の丞さんの二席目。
演目は「高津の富」。
本日がネタ下ろし。
かなり緊張しておられるよう。
宿屋の主人の、弱気な感じも良い。