『桂文三の満腹全席』

 
桂文三の満腹全席 〜vol.6〜』に行く。
 
上方亭へ。
 
大盛況。
女性のお客さんが多い。
よね吉さんの効果か。
 
二番太鼓の、締めの拍子木が不発に終わる。
会場に笑いが起きた。
 
前座は松五さん。
二番太鼓の太鼓を文三さんと文三さんのお弟子さんが担当、拍子木を打ったのは自分ですと松五さんがぶっちゃける。
演目は「天狗さし」。
 
松五さんが、見台と膝隠しを引っ込めようとする。
が、文三さんが舞台に戻すように指示。
 
文三さんの一席目。
前座の人選を間違えたと、文三さん。
まくらで、よね吉さんが以前よりふくよかになってきたというお話からしん吉さんの話題に。
生まれ変わったら阪急電車になりたいというしん吉さんの願いが、変だと言った文三さん。
なら、兄ぃさんは生まれ変わったら何になりたいとしん吉さんに逆に訊かれた文三さん。
自分は、ウルトラセブンになりたいと返答した文三さんであった。
それも変ですよと言われてしまったそう。
神奈川へ落語会に行った際、『ウルトラセブン』でモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣さんのお店、ジョリー・シャポーを訪れたエピソードも。
 
文三さんの演目は「稽古屋」。
自分を解っていない主人公の言動が可笑しい。
 
ゲストのよね吉さんの出番。
文三さんはもう一度太ればいいのに、と逆襲。
こちらに来るときに、今日は「稽古屋」をしようと考えていたよね吉さん。
打ち合わせの時に、文三さんが「稽古屋」をすると先に言われてしまったので、どうしようかと迷いつつ噺へ。
演目は「千早ふる」。
歌の訳を聞きに来た男に、「何か訊きに来たのはお前で三人目やで」と、先のお二人の噺の導入部も同工であるのにかけてのギャグ。
 
仲入りを挟んで文三さんの二席目。
先日の『第210回 上方落語勉強会』にて発表された新作落語
「高津の富」の切り口を変えたような噺。
 
文三さんは、この後富山へ移動するので、いつも行っているお見送りが出来ませんと高座でお断りを。
 

  • 笑福亭松五     「天狗さし」
  • 桂文三        「稽古屋」
  • 桂よね吉       「千早ふる」
  • 桂文三        「内助の富」 (作:くまざわあかね)