『長寿の会』

『第3回 長寿の会』

 
『第3回 長寿の会』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
歌之助さんの会。
 
前座は福丸さん。
演目は「書割盗人」。
以前より明るさが増している。
 
歌之助さんの一席目。
まずは軽い謝罪から。
この会は、歌之助さんがネタ下ろしをし、それをお客さんが初物として楽しむことで寿命をのばしてもらうというのが会の名前の由来。
なのだが、今回、ネタ下ろしは無いことをお詫び。
原因はサッカーのW杯であるとか。
演目は「書割盗人」。
 
ゲストは銀瓶さん。
舞台に登場した銀瓶さん。
繁昌亭の客席の方を見てちょっとした変化に気づかれたよう。
二階席の前に設置してある時計が二つに増えているのを発見。
銀瓶さんの高座は「宿題」。
銀瓶さんのアレンジで、登場人物の名前が政治家の苗字になっているのだが、政治状況の変化でネタの印象が変わってしまっている。
 
歌之助さんの二席目。
銀瓶さんの高座の間、歌之助さんは楽屋で時計のことをリサーチ。
なんでも、繁昌亭の昼席は出演者の数も多いだけあって、一人一人が一分ずつ時間が延びるとトータルでかなりの時間長くなってしまう。
そのため、時間厳守が徹底されているのだが、逆にそれを気にするあまり、若手の噺家が上下をふっている最中も時計を見てしまうという。
顔が上手(かみて)を向いていても、目線が下手(しもて)の時計の方に流れてしまい、お客さんが違和感を覚えるという。
なので、上手の方と下手の方の二カ所に時計を設置したのだそうだ。
演目は「蔵丁稚」。
丁稚の定吉のかわいらしさが楽しい。
 
仲入りの後、三席目。
演目は「崇徳院」。
熊五郎の奮闘ぶりが可笑しい。
  

  • 桂福丸        「道具屋」
  • 桂歌之助      「書割盗人」
  • 笑福亭銀瓶     「宿題」
  • 桂歌之助      「蔵丁稚」
  • 桂歌之助      崇徳院

 
月曜日から設置されたそうな