『繁昌亭夜席』

『繁昌亭夜席 〜めざせ繁昌亭輝き賞パ

 
『繁昌亭夜席 〜めざせ繁昌亭輝き賞パートI〜』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
本日の繁昌亭夜席は「めざせ繁昌亭輝き賞」の第一回目。
「輝き賞」は芸歴十年未満が対象、いわゆる新人賞にあたるものだろうか。
お客さんは少な目。風呂は大きい方、鰆を焼いて、ご飯も炊かんといかんくらい。
 
まずは喬介さん。
演目は「時うどん」。
本日の喬介さんの出番は二十分、普段の繁昌亭での担当より長目なのでと。
以前の、『三喬一門会』で「佐々木裁き」を演じたとき、締めの台詞で"桶屋の倅"と言うべきところを"お寺の倅"と言い間違いをした失敗談もまくらで。
 
石松さんは「饅頭こわい」。
時代設定が、より現代に近い印象。
 
お次は三幸さん。
今日は自分が一番輝いているのではないかと三幸さん。
その理由は、今日が三幸さんの誕生日だからと。
ここで、客席のお客さんから舞台の三幸さんにプレゼントが手渡された。
三幸さんの演目は新作落語の「男と女の他力本願」。
 
智之介さんは「七度狐」。
オチを変えてある。
七度狐の騙しが継続中な風。
 
仲入りの後、漫才。
ボルトボルズのお二人。
衣装からしていかにもな感じ。
実際には居ないのだけれど、客席からの花束を受け取ったり、贈り物を手にする様子のパフォーマンス。
三幸さんのそれを受けての洒落。
その度、楽屋の方に持って行く仕草をするのだが、楽屋口に喬介さんが来ていて、喬介さんも花束や贈り物を引き取る動作をするのであった。
 
トリは吉坊さん。
第3回の「輝き賞」受賞者。
演目は「遊山船」。
喜六の情けなさが愛らしく感じられる。