『銀瓶・由瓶 兄弟会』

『第4回 銀瓶・由瓶 兄弟会』

 
『第4回 銀瓶・由瓶 兄弟会』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
前座は咲之輔さん。
演目は「御公家女房」。
まだこなれていない感じ。
 
由瓶さんの一席目は「お楽しみ券」。
新作落語集団DIMA』にて発表されたネタ。
 
銀瓶さんの一席目は「崇徳院」。
まくらで、自分と由瓶さんを対比させ、由瓶さんを面白可笑しくくさしたり。
 
仲入りの後、対談。
プログラムには無かったコーナーだが、由瓶さんの希望により急遽執り行う。
銀瓶さんに、現在は見習い状態のお弟子さんがついた話など。
銀瓶さんの弟子が出来たことで、由瓶さんは自分にまわってくる仕事が減るのではと心配している様子。
銀瓶さんは、お弟子さんに"銀しゃり"とつけたかったのだが、吉本の漫才師さんに"銀シャリ"というコンビが居るので断念したという話題から、お二人の芸名の由来に。
最初の方の弟子だと、師匠も考えて考えてつけるのだけれど、後の方の弟子の名付け方は簡単になりがちだとか。
"由瓶"は由瓶さんの苗字の"由良"からとったとか。
"自由"の"由"でもあると解釈している由瓶さんであった。
一方の銀瓶さん。
鶴瓶さんに入門した前日に、鶴瓶さんが歌手の桂銀淑さんとお仕事をされたので、その"銀"の字をもらって"銀瓶"とした、・・・と長い間理解していた銀瓶さん。
その事を鶴瓶さんと話されたときに、本当の由来を教わったそう。
なんでも、銀瓶さんの入門当時、小泉今日子さんとお仕事をされた鶴瓶さん。
小泉今日子さんの所属事務所からカステラが送られてきたのだとか。
それは"銀装"のカステラであった。
銀瓶さんの"銀"は"銀装"の"銀"であったという次第。
 
銀瓶さんの二席目は「いらち俥」。
達者な車夫が連れて行ったのは、えらいところであった。
 
由瓶さんは「仔猫」。
由瓶さんのニンにあっている噺ではなかろうか。
  

  • 桂咲之輔          「御公家女房」
  • 笑福亭由瓶        「お楽しみ券」
  • 笑福亭銀瓶        崇徳院
  • 銀瓶 由瓶         対談
  • 笑福亭銀瓶        「いらち俥」
  • 笑福亭由瓶        「仔猫」