『桂歌之助独演会』

『桂歌之助独演会』

 
桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい 〜大団円!〜』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
毎月一回開催されていた『桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい』も、今回で千穐楽
盛況。
当日券は、補助席にて販売された。
 
最初はしん吉さん。
演目は「初天神」。
御手洗団子の件まで。
また、姐貴のおばはんの場面は無しと、短めに演じる。
 
歌之助さんの一席目。
二軒目の家で、"タイ"をかわすを思い出す一瞬の間が印象的。
まくらで、『桂歌之助独演会』に初めて来られた方がいるか、挙手にてアンケート。
何人かおられた。
皆勤の人がどれくらいいるかもリサーチ。
こちらは結構な割合であった。
その後、この会恒例のスタンプカードについての説明を。
初めての人も、記念品的な意味で持って帰ってもらえればと。
 
歌之助さんが一旦引っ込む。
お茶子さんがテーブルやお茶を舞台に用意する。
お茶子さんが、籠に山盛りのバナナを運んできたところで、笑いが起きる。
歌之助さんとバナナのエピソードが、かなり浸透しているようで。
 
舞台の上は楽屋と言うことで、二席目に備えて歌之助さんが着替え。
前に着物を畳み、歌之助さんの着替えを手伝うしん吉さん。
そこへ、私服姿の団朝さんが、御座候(回転焼き)の箱を手に登場。
一つ残っているのを、食べていいか?と尋ねる団朝さん。
御座候は、歌之助さんへの楽屋見舞いではなく、昼席の残りであったよう。
団朝さんが来られたということで、話題はワッハホールでの歌之助襲名興行のときの逸話に。
出演予定はあったものの来ないことになりかけていた、米朝師匠を団朝さんが迎えに行った顛末を話された。
 
歌之助さんの二席目は「三枚起請」。
今後に期待したい演目。
 
仲入り。
カードにスタンプを押して貰う。
塩田えみさんがスタンプのテーブルにおられた。
同時に、二月の繁昌亭での歌之助さんの会のチケットも販売されていた。
 
歌之助さんの三席目。
客席の照明が、少し暗めにされた。
幕が開いて、背景には暗幕が張られていた。
歌之助さんの衣装も、黒で統一。
"善光寺"に関する説明の部分で、昔、和光寺に泥棒が入って、と先の「阿弥陀池」を引いたギャグ。
例のギミックにかなりの反応。
 
会が終わって、スタンプの粗品の引き替え。長い列が出来た。
また、二月の『桂歌之助独演会』にも列が出来る。
お帰りのお客さんを、歌之助さんがお見送り。
歌之助さんと記念写真を撮影される方が大勢おられた。