『繁昌亭デブサミット』

『繁昌亭デブサミット』

 
『第4回 繁昌亭デブサミット 〜肉の日に〜』に行く。
 
繁昌亭へ。
 
開場して、繁昌亭の客席にいると、入り口の方から歓声が漏れ聞こえて来る。
この『デブサミット』特有の、薄着割引に該当されたお客さんが来られた際のもののよう。
 
最初は石松さん。
演目は「鉄砲勇助」。
踏切事故とイノシシ退治の部分で、短めに。
まくらでは大須演芸場のお話。
なんでも、大須演芸場の舞台の下には池があるという噂があるそうで。
池があることで、響が良くなるということらしい。
真偽を確かめるべく、他の噺家さん達と地下へと潜った石松さん。
その続きは次回の『デブサミット』で明らかにすると、クリフハンガーな幕引き。
 
染太さんは「いらち俥」。
お客が急いでいるのは、期間限定のハンバーガーを買いに行くため。
人力車のお客さんは、太っている設定。
 
三金さんは「大安売」。
まくらで、朝青龍の形態模写を。
見事にやり終えて、息がかなり弾んでいた三金さんであった。
 
米平さんは「子ほめ」。
子供と赤ん坊のほめ方のあたりが、微妙であった。
 
米裕さんの出番。
舞台に登場の出で立ちは、墨の衣に数珠と夏扇を携えて。
噺家の衣装では無く、僧衣にて。
演目は、自身の体験談を中心とした漫談。
これが本当の高座ですかいな。
米裕さんは、今回が繁昌亭の初舞台と言っておられた。
客席には、お坊さんも居られたようで、ちょっとやりにくかったかも。
 
東京から来られた歌武蔵さん。
元相撲取りの噺家さん。
相撲界がなんやらゴチャゴチャとしていて、その影響で何かと忙しいとか。
演目は「猫の皿」。
茶店の親父さんのキャラクターが面白い。
 
仲入りの後、大喜利
 
下手から、米裕さん・歌武蔵さん・米平さん・三金さん・ひろばさん・石松さん・染太さん。
ひろばさんは、大喜利のみの出番。
最初に写真撮影の時間が設けられた。
三金さんが司会役。
米裕さん・歌武蔵さん・米平さんがベテランデブ組。
ひろばさん・石松さん・染太さんらが若手デブ組となって対抗戦形式。
一つ目のコーナーは「なりきりしりとり」
制限時間内に、その人が言いそうな事をしりとりで幾つ言えるかを競う。
ベテラン組が「お坊さん」、若手組は「お相撲さん」がお題。
二つ目は「四文字作文」。
お客さんからお題をいただいての、四文字のあいうえお作文。
最初の文字の分は、相手チームが決めるといういきなり難しく出来るルール。
こちらも誰に関することかの縛り有りで。
人物名が書かれた数枚の紙から引き当てる形式。
ベテランチームは「亀田兄弟」、若手チームは「タイガー・ウッズ」に。
総合して、今回はベテラン組の勝利となった。
 

  • 森乃石松                        「鉄砲勇助」
  • 林家染太                        「いらち俥」
  • 桂三金                         「大安売」
  • 桂米平                         「子ほめ」
  • 桂米裕                         坊主漫談
  • 三遊亭歌武蔵                     「猫の皿」
  • 米裕 歌武蔵 米平 三金 ひろば 石松 染太   大喜利